中国南西部の土砂崩れ死者数19人に増加
【北京(AFP)】中国南西部四川省で日曜、土砂崩れに巻き込まれた19人全員の死亡が確認されたと国営メディアが報じ、救助活動の終了を発表した。
国営放送CCTVによると、現地時間午前6時ごろ、楽山市近くの金口河にある国営林業局付近で山の一部が崩壊した。
この災害により、地元の鉱山会社が運営する建設現場に泥や瓦礫が押し寄せ、そこで「坑道プラットフォームの生産施設や生活施設の一部に衝突し、埋められた」とCCTVが報じた。
同放送局は、午後8時時点で19人の死亡が確認されたと伝え、「捜索救助活動は現在終了しており、倒壊の原因は調査中である」と付け加えた。
CCTVが放送した映像には、救助隊員や掘削機が木々に覆われた丘の斜面を平らにし、ねじれた金属や砕かれた石材が散乱した泥地帯をかき分けている様子が映っていた。
金口河政府はこれに先立ち、土砂崩れにより14人が死亡、5人が行方不明になったと発表した。 CCTVによると、他の不特定多数の鉱山労働者が「安全な場所に避難した」という。
当局は180人以上の人々と十数個の救助・復旧用具を現場に派遣したと放送局は付け加えた。
金口河市の広報部門関係者は日曜日初めにAFPの取材に対し、さらなる詳細については明らかにしなかった。
人口約4万人の集落は、省都成都から約240キロ南の山岳地帯にある。 中国の農村部や山岳地帯では、特に夏の雨季に地滑りの危険が頻繁に発生します。
四川省の大部分は遠隔地で森林が密生しているため、特に災害が発生しやすいです。
2017年、異常気象により同省で一連の土砂崩れが発生し、その中には山間の新毛村が完全に埋まり、60軒以上の家屋が埋没したものも含まれた。
2019年にも大雨により、土砂崩れが多発し、その中には修復中の鉄道の一部と工事中の鉄道が埋もれたものも含まれた。
この州は地震活動も活発で、定期的に致命的な地震に見舞われます。